素人もの

海外の素人が撮ったエロVを観た。(外人ものは好きで観てしまう)。白人カップルが、ホテルか自分の部屋で撮影したものだ。カメラマンによるものではなく、自分たちで撮った映像。カメラは置いたままで、ちょくちょくカメラを気にするのは女性の方。男はほとんど印象がない。

勝手に想像すると、カメラを気にするその女性が、自分のために、あるいは何かの目的でパートナーの了解を得てハメ撮り(置き撮り)をしているように見える。

観ながら思った。「これって自分が目指しているエロじゃないかな」と。

自分は女の積極さがかいま見られるのが好き。パフォーマンスとしての単純な痴女とかではなく、欲望をむさぼる貪欲さだったり。また、その時の気持ち(心情)が出てくるような、要は女そのものを感じたいと思っている。

自分が好きな(抜きやすい)映像は、素人・投稿ものが多い。仕事柄、単体女優のセックスはパス。知ってる男優やスタジオが出てたり、裏側のことをいろいろ考えてしまうからだ。「この時の男優は大変かも」「痛いの我慢してる」とか演出的なことを考え集中できない。それよりは素人の拙い方が生々しくてエロい。素人には正直敵わないと思っている。

しかし、その海外のエロVだが、なんか面白くないのだ。なぜだろう・・・。
おそらく、その女性が無意識ではないからだろう。女が積極的に男に迫っているし、その女を充分に感じることができたのだが、常にカメラを意識してセックスに集中していないからだった。女には撮ることに集中してほしくない。自分が目指すエロとか思いつつも、結局は抜けずに終わった。

やはり理性なくセックスに没頭する女性に興奮する。女性も同じでしょう。相手の理性ない瞬間の表情仕草に萌えるわけです。そんなAVを撮りたい。

この記事を書いた人

A.T.のアバター A.T. 監督・プロデューサー

たかつき あきら 1982年中央大学文学部卒
宇宙企画の制作、ピンク映画の監督等を経て、制作会社4D(フォーディー)に入社し風俗情報AV等を制作。その後、共同経営でカンノン・シネマワークスを立ち上げリアルなエロを引き出す淫乱系ドキュメント派監督として知られる様になる。共同経営者が病気で倒れたため、シネマユニット・ガス(通称GAS)を設立。セルビデオ転換期に「爆乳」を主軸とした作品群をリリースし、爆乳系監督の第一人者となる。