パイズリモンスター誕生 夕季ちとせ

このブログで夕季ちとせさんのことを書くのは2回目。前回は七草ちとせ時代、「狭い廊下でボインちゃんとすれ違う」シリーズの一作目を撮ったときに、感謝の気持ちを書きました。

今回は夕季ちとせとして復活し、「パイズリスター誕生」シリーズに出演いただきました。既にAVスターなのでタイトルは少しひねりましたが、今回も演技に驚かされました。

作品冒頭の講習で、より上達したパイズリにますます磨きがかかりました。本作は絶品のパイズリで抜きまくる!というものですが、本ブログはその宣伝ではなく、なんか書きたくなるんです。彼女の才能に触発されたのかもしれません。

彼女のすごいところは、とても自然な演技です。構えて演技することなく、相手(男優)と向き合いながら、感じたことをそのまま言えるのです。これはなかなか出来ることではなく、痴女を演じようとすると、どうしても紋切り型のセリフや内容になってしまうことが多いのです。でも彼女の場合は、一人ひとり相手と向き合っているので、セリフにしても個人差のあるセリフになってきます。

本作で特に顕著だったのが、「帰宅直後のスペシャルパイズリ」シーン。ご主人といろいろな体勢のパイズリを試すのですが、男優を焦らしたり寸止めするのをマジで楽しんでいます。最後まで行かずに本当に途中で射精させてしまうのではないかとハラハラしたくらいです。男優を焦らしたり寸止めという台本上の指示はありませんでした。男優が本当にイキそうなのを察知した彼女が勝手に面白がって拡げたのです。マシンガンのようにポンポン出てくる妄想のセリフ。その妄想には、僕らが打ち合わせで会話した何気ないことまで含まれていて、演技を見守っていた僕らは笑ってしまいます。彼女にとって演技は特別なもの(AVの世界やエロの世界)ではなく、食事や会話の延長にある、そのくらい近しいものなのです。

自分で世界を拡げることのできる女優さんなので、妄想のセリフで創り上げるAVもいいなあ、なんて考えてしまいます。例えば、彼女は男優とセックスをするだけだけど、二人が同じ妄想の世界でセリフを喋ったら、かなりリアルな恋人・夫婦・不倫をセックスだけで描けるのではないか。お客さんにとっては、二人の関係性を感じれる生なましいセックスが見られるのではないか、と勝手に妄想します。

機会があればいつしかやりたいと思います。夕季ちとせさんに触発されて妄想してしまいました。

パイズリモンスター誕生夕季ちとせの激飛び挟射スペシャル

この記事を書いた人

A.T.のアバター A.T. 監督・プロデューサー

たかつき あきら 1982年中央大学文学部卒
宇宙企画の制作、ピンク映画の監督等を経て、制作会社4D(フォーディー)に入社し風俗情報AV等を制作。その後、共同経営でカンノン・シネマワークスを立ち上げリアルなエロを引き出す淫乱系ドキュメント派監督として知られる様になる。共同経営者が病気で倒れたため、シネマユニット・ガス(通称GAS)を設立。セルビデオ転換期に「爆乳」を主軸とした作品群をリリースし、爆乳系監督の第一人者となる。