小室哲哉逮捕

小室哲哉が5憶円の詐欺で捕まった。詳しい情報が出始めているが、おそらくは返済を求められてから逃げまわっていたのでは?と思う。お金を出した方は、あまりに連絡がとれず誠意を感じなくなったので訴えを起こしたのではないでしょうか。

借金大将の村西とおる監督は60憶円の負債があるが、「絶対に逃げちゃダメだ。逃げの人生になってしまう。逃げずに自ら連絡して会いに行く。そこで今の仕事の話を熱心にすると、返済を求めていたその人が逆にお金を貸してくれたりすんだよ」
お金で揉めて逃げているお互いの知り合いの話をしている中で、出てきた話です。

逃げないというのは確かにそのとおりだと思う。もし支払ができないとしても、期日の一日前までにちゃんと連絡して支払えないことを伝えないと、不信感ばかりが膨らむことになる。小室さんも、その方にちゃんと会っていれば、こんなことにはならなかったのではないでしょうか。相手も情のある人間なんだから、誠意で向かい合わないと。

古い話ですが、小室哲哉で思い出すのは2000年7月の沖縄サミットです。当時の小渕前首相が小室哲哉にイメージソング制作を依頼し、各国首脳の前で安室奈美恵に歌わせたのです。もう恥ずかしくて見ていられませんでした。なんで小室や安室なんだと。小室や安室を否定しているのではありません。彼らはそれなりの実力人気もあるでしょう。しかし、その場には出てきてほしくなかった。聞いてるクリントン大統領が苦痛に見えたのは私だけではないでしょう。アメリカはラスベガスやブロードウェイを引き合いに出すまでもなく、実力派だけが生き残る世界です。あの程度の歌手を世界サミットに出す政治家のセンスの無さが恥ずかしいのです。ちょっと若者に媚びすぎちゃいませんか。

先日、「ダイアナ」「マイウェイ」のポール・アンカのコンサートに行きました。1950年代にデビューした歌手です。もう67歳で、正直もう終わっている、声も出ないのだろうな、と思っていたのです。しかし、バリバリの現役でした。お客さんを楽しませるプロとしての実力。節制した生活をしているのでしょう、声にも伸びがありました。大したものでした。さすがにアメリカのプロは違うなあと感動したのでした。小室安室がプロではないと言っているのではありません。くれぐれも誤解なきよう。

  • 掲載画像はリニューアル時に編集者が追加

この記事を書いた人

A.T.のアバター A.T. 監督・プロデューサー

たかつき あきら 1982年中央大学文学部卒
宇宙企画の制作、ピンク映画の監督等を経て、制作会社4D(フォーディー)に入社し風俗情報AV等を制作。その後、共同経営でカンノン・シネマワークスを立ち上げリアルなエロを引き出す淫乱系ドキュメント派監督として知られる様になる。共同経営者が病気で倒れたため、シネマユニット・ガス(通称GAS)を設立。セルビデオ転換期に「爆乳」を主軸とした作品群をリリースし、爆乳系監督の第一人者となる。