TVでノルウェーの埋葬の最新情報を聞いた。プロテスタントの国なので普通の埋葬をしているのだが、最近は新しい考え方があるという。
通常キリスト教国では火葬はタブーで棺桶に入れたまま土葬します。イエス・キリストが死刑となり葬られ、三日目に復活した教え(死と復活)が根底にあります。
そういう宗教的な背景がありながら、ノルウェーの新しい思想は、墓など作らず遺体を肥料にするというのだ。草や木のための肥料になるのです。日本でも海に骨をまくという埋葬?は聞いたことがあります。「想い出の海に」「広々とした所で」のような気持ちが強いのではないでしょうか。魚のエサになりたいという想いではないように思います。ノルウェーの新しい弔いは、人類という生物が地球にとって役に立つ死に方を提唱しています。
自分はそもそも、人類は地球にとって最悪の生物だと思っています。人類は地球には害虫で、人類だけが滅びればいいのに、なんて夢想したりするので、この考え方は素直に受け入れることができました。実際に草木のための肥料になれるかどうかは別問題ですが。なんて素晴らしいんだ、さすが北欧、進んだ考え方だなと思いました。エコもここまでくると宗教になりますね。