話は変わるが、この撮影の時に名古屋TVのディレクターが岡崎の取材に来ていた。名古屋地域では既に放送されているらしいのでご存知の方もいるかもしれません。取材は特に問題はなかったのだけどTVの人間の資質について一言。
モデルプロダクションの方にお願いされる形で受け入れた今回の取材でしたが、彼が集合場所であるウチの事務所に挨拶の前からいきなり撮影しながら現れた時には思わず苦笑してしまいました。彼一人で取材に来たので私たちはスタッフの一員として迎え入れる形になりました。一緒の車でロケに参加して、こちらとしてもなるべく仲良くいくように心がけます。サービス精神もありますから面白く取材できるように演じてあげたりもしました。
二三日後彼から連絡があり、逆ナンのシーンの撮影を失敗した(音が全く入っていなかった)ので監督が撮ったテープをダビングしてほしい、との要請がありました。今まで撮りテープを他社に貸し出したりしたことは一度もなかったので抵抗はありましたが、強い要望だったので仕方なく暇をみつけてダビングして名古屋に送ってあげました。
それ以降なんの音沙汰もないのです。(あ、一度だけありました。テープはもう送ってくれたのかという催促の電話でした。)普通だったらここまでしてくれたらお礼の電話くらいはするでしょう。私だったらダビングしてもらったテープが到着した時点でお礼の電話なりメールはします。ダビング&郵送という取材の域を超えさせてしまった申し訳のなさからです。
話は変わって、最近九州のTV局からFAXが入ってきました。私の撮影現場を取材したいと。このFAXを読んだら電話してくれないか、ということでした。なんで俺から電話しなくちゃならないのとは思ったが、とりあえずその携帯に電話して伺うと
TV「AVの撮影現場を取材して、その出演している女の子にインタビューしたい」
私「TVの顔出しを恐れる娘が多いですよ」
TV「その場合はこの企画はキャンセルとなります」
都合のいい話だと思った。要はAVの撮影現場の撮影ができて、顔出しで女の子に番組用に話しを聞きたいだけなのだ。その言い方にもムッときた。威圧的なのだ。
気が向かなかったのでそのまま放っておいたら、またFAXが来て「中止になった」とのこと。九州のTV局のスタッフはいつも一方的でした。中止になって良かったと正直思いました。
多分TV局の人たちって皆こうなんでしょう。(たまにはいい人もいるとは思うが。)おそらくTV局から見ればAV業界なんてロクでもない世界なんでしょう。映像の真似事はしているが低レベルの世界くらいに考えているのでしょう。それに敢えて反論はしたくない。実際ロクでもない世界でもあるのも事実。
ただ彼らは普通の人たちも同じように見下していると思う。あくまでも推測であるが、利用できる時だけ利用して、一方的にFAXを送っているのでしょう。彼らの態度を見ていればよく分かる。とても権威的なのだ。強い人間には弱く、弱い人間には強いのでしょう。TV局にはそういうタイプの人間がとてもたくさんいます。
そこで聞きたい。その名古屋TVの番組を見た方、その番組の内容はどのくらい素晴らしかったのか。どんなに面白かったか。出来たらこの作品も見ていただいて、相対的な感想をお聞かせ願いたい。
時間が経つ程にむかついてくるので、敢えて書きました。