「乳姫オナペット 三里ゆりか」
96/12/16,17
(メディアステーション・監督 高槻 彰)
AVの王道のようなシンプルな企画です。まず、インタビューがあってカラミ、またインタビュー〜カラミ、と3回続きます。けど、この作品は傑作です。
まず、つかみネタのイメージシーンとインタビュー。私はゆりかちゃんをテレビ(トゥナイトの風俗特集。ちなみにフードルでもある)で見てまして、「あっ! 藤谷かなちゃんだ!!」と思ってしまうくらいにAVギャルのかなちゃんに似ていると思っていました。で、そのかなちゃんを今回呼んできて、二人を並べて「どっちがゆりかか当てる」というバカバカしいインタビューをつかみに。
ゆりかはこの作品が二本目。一本目の監督や男優に話を聞くと、「壁が高くて、ものすごく大変だった」と。なかなか心を開かない女の子らしい。とりあえずカラミを撮りましたが、確かに声とか(それ以上にヤル気)があまり伝わってこない。
彼女は小学生の時に同級生の女の子と軽くレズをした経験があると。最近は男よりも女の子に走ろうかと思っていると。で、ちょっと本格的なレズをしてみることに。SEXにまるで興味のない刹奈紫之とのレズ。このレズが良かった。さっきのカラミとは全然ノリが違ってイキイキしているゆりか。おそらく本物のレズってこういう感じなんだろうな、という臨場感があった。ペニスバンドをして挿入したり、されたり。が、途中でアソコが痛くなってきて挿入は断念。クリトリスでイキました。
最後は加藤鷹。加藤君に催眠術をかけてもらう。終わって彼女の顔が変わってました。SEXは前の二つと比べてこれも全然違いました。痛くなるどころか涙を流しながら「幸せ・・・」「もっと突いて」とかスケベ丸だし。変な例えですが、企画の女の子よりHでした。催眠術をする前に1時間以上かけて話をしたのが良かったみたいです。しかし、気持ち一つでこんなに人間の体が変わるものなのかと実感。それまでは痛くて仕方がなかったのに。彼女は男のことで悩んでいて、真剣に話を聞いてもらいたかったみたいです。「風俗のお仕事は一応順調だけど自分を見失っていた」「今の彼にはもう電話はしない」「これからは友達と旅行したり映画を観たりして自分を磨きたい」とかなり前向きになってました。
彼女に一番好感を持ったのは「催眠術は利かなかった。その前に鷹さんとしたお話で吹っ切れた。」という正直さ。AVの撮影で解放されるというのもおかしなものですけど、でもこの仕事をしている私としては「この仕事をしてて良かった」と感じる瞬間です。
目次へ