タイトル未定
望月 かおり
96/02/03-05
(メディアステーション 監督・高槻 彰)
某国立大学一年生18歳の女の子のデビュー作品。企画は一人の普通の(お嬢様でもある)女の子がAVの中で何を感じ、どう成長するかというごくごく普通
のメイキングドキュメントです。
とりあえず、私が考えたのは好奇心の旺盛な娘だったし、彼女も望んでいたので「逆インタビュー」を試みました。普通
の女の子はこの業界の私たちのことをどう思っているのか、私もどう見られているのか聞いてみたかったのです。ここは面
白かった。やはり、彼女を代表する普通の人たちは、AV関係者をスケベの固まりのように感じイヤらしい目で見ていました。でもそれは当然で、私自身そう演じてる部分もあるし、この仕事をしていなかったら私もそう感じていたかもしれません。でも、プライベートは淡泊なんですよ。本当は。
次に考えたのはお嬢様としてのリアリティを出すこと。お稽古ごとをいくつもしていたというので、披露してもらうことに。でもこれにはちょっとガッカリ。というのは習字・生け花・ピアノ・そろばん・英会話とやってもらったけれど、ちゃんとできたのは英会話のみ。まあ、この辺は彼女のオットボケのキャラクターもあり、それはそれで許しました。
で、初カラミは彼女の指名の男優・青木達也(でも何で、青木達也を知っていたんだろうね。)
このカラミが凄かった。普段はお嬢様っぽい雰囲気を漂わせているのに、フェラチオで激しいシェイクはするわ、騎上位
で腰の動きは激しいわでスタッフも呆れておりました。
→
と、そのときのスナップ。後ろにある習字は、彼女自身が書いたモノです。「希望」ってのはイイけど、「仔馬」ってのはなんでしょう。
最終日の最後のカラミはレイプ。打ち合わせで彼女が望んでいたので。が、、、、
始まってアッという間に泣きわめく次第。「もう帰りたい」「今までココまでされてきたこと無いのに」と手の付けられない状態に。
スタッフはその状況を「おいしい」とかいって面白がるし、それを狙っていたならまだしも、ここまでは私の計算外だったので(泣くくらいは想定したけど、マジになってしまうなんて考えもしなかった)、はっきり言ってパニクリそうになりました私も。とりあえず2回の中断をしただけで撮影を無事終了。
今回(いつもだけど)、AD村田が同じ大学生なので、同じ大学生同士としてのインタビューを随所でしてきたいきさつもあり、最後に村田にインタビューしたところ、(初めて)いいことを言っていました。「今まで踊らせる側の生き方しかしてこなかった彼女が初めて踊らされてしまい、プライドが傷ついて泣いちゃったんじゃないですかねえ。せっかくAVに出るんだったら自分の人生にプラスになるような考え方(ここは村田が書き込むこと。なんて言ったか忘れた)をした方がいいのに」
というわけで、村田@某が解説します。
。だいたい、ボクの文章なんか読みたい人がいるんだろうか。トータル5人以上の人が「この解説が読みたい」とかいう
目次へ