「わるのり デヴィ」(9/28,29)

「素顔に逢えたら・・・デヴィ」(11/14,15)

「Meet Again デヴィ」(12/24,25)

※いずれもKUKI SPECIAL 


プロデューサーからある新人の話を聞く。某人気恋愛バラエティ「●いのり」に出ていた女の子で、デヴィという芸名の女の子らしい。そのメーカーでは三本撮ることが決まっているのだが、まとめて受けることになった。


「わるのり デヴィ」
一本目は「●いのり」のパロディ企画にした。男二人が熱海温泉までヒッチハイクしながら彼女に告白。翌日、彼女はどちらの男を選ぶかという内容。男優はカズいちはらと黒田君。
車を4台乗り継ぎ、夕方には無事熱海に到着。宿の露天風呂でまずは黒田とのH。これが彼女のデビュー絡みになる。初々しいのかと思いきや、積極的で凄くエロい絡みとなった。その後、部屋でカズとの絡み。その時に、彼女が実は“レズ”であったり“シミ付きパンティマニア”なのが判明する。「●いのり」で一緒だった女の子からもパンティをもらったそうだ。予想に反した変態でこっちもドキドキする。洗っていなくても臭いがきつくても平気という彼女に、私やカメラマンが身を乗り出す。男優を放っておいてスタッフがパンツを下ろし・・・脱線が終わり、男優カズとの絡みはスケベだった。
翌日、彼女が選んだ男優との絡み、番組中に受けたというセクハラの再現で撮影は終わり。
ここには詳しく書かなかったが、今回は他にもいろいろな脱線があり、それが面白かった。そのわるのりぶりが一番の見所だったりして。


「素顔に逢えたら・・・デヴィ」
「わるのり」の撮影でデヴィの意外な多面性に驚いたが、どのくらい色々な顔があるのか、を確かめる企画です。「わるのり」でのデビュー絡みの確信的なスケベさ。その後に次々発覚したアブノーマルさ。この娘は一体どんな娘なんだ?という疑問をぶつける撮影です。
最初がレズ(前作からレズとは聞いていた)、ペニスバンド(男の性器の張り型)をつけての少年プレイ女王様初挑戦、ニューハーフとのカラミとアブノーマル大集合のノリ。途中カメラのない所で口説かれるか実験もあり、前作よりはかなり見所、抜き所があります。どの場面でもそれぞれになりきり、それは見事というか、天性のAV女優というか、根っからのスケベというか、レディース雑誌の読み過ぎというか、一体どんな娘なんだ?という疑問は「もしかして多重人格者?」 私としては「わるのり」より気に入っています。


「Meet Again デヴィ」(監督・平野勝之)
三本目ラストは平野監督に変わります。今回のテーマは“東北のSちゃん”。「●いのり」でカップルになったアノSちゃんです。実はデビュー作からSちゃんネタは狙っていたのですが彼女がナイーブになったこともあり避けてきたのですが、最後ということで会いに行くことに。当初は監督も彼女を気に入っていてデヴィとの二人きりの撮影旅行でした。が、撮影前日にADのペヤング♀にデヴィから「監督と二人きりなら明日の撮影に行かない」とメールが入って、急遽ペヤングを含めた三人で行くことになる。不吉な予感の始まりだった。
Sちゃんは、デヴィの写真週刊誌でのヤラセ暴露にはかなりショックだったらしく、会って撮影することはもちろん、彼女に会うことすら躊躇していた。こちらはそれでも「行くだけ行こう」と東北に向かったのでした。ようやく会えたのは翌25日、撮影はできなかったがクリスマスのプレゼントを渡して無事帰って行ったSちゃん。その後でした、デヴィに変化が現れたのは。酒の酔いも手伝って全く別人格になってしまう。凄いドキュメント作品になっています。


かなり個性の強い三部作になった。通常だと、とりあえず塁に出る一番バッター、コスプレかなんかで送る二番、三番で初めて女の子の個性を意識して企画色の強い長打を狙う、という布陣になるのだが。好きにやらせていただいた三部作になりました。プロデューサーさん、どうもありがとう。楽しかったです。


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